既婚者がマッチングアプリをするのは犯罪なのか?
既婚者がマッチングアプリを利用すること自体は日本の法律上、犯罪には該当しません。しかし、既婚者であることを隠して異性と親密な関係を持つ場合、いくつかの法律や倫理的な問題が関わってくることがあります。
1. 法的リスクの詳細
- 不貞行為に関する民法上の責任
配偶者がいる状態で他の異性と肉体関係を持つと、これは「不貞行為」と見なされ、民法709条の不法行為として損害賠償の対象になります。これは配偶者に対して精神的な損害を与える行為と認識され、離婚や慰謝料請求の原因となります。例えば、離婚を希望する場合、配偶者が不貞の証拠を持っていると、離婚の際に有利な条件を引き出すことが可能です。財産分与や養育費、親権に関する判断にも影響が及ぶ場合があります。 - 慰謝料の算出基準と金額
慰謝料は婚姻期間や不貞行為の頻度、相手への影響度などによって異なります。一般的には50万円から300万円程度ですが、婚姻期間が長く、家族に深刻な影響が出た場合には、慰謝料の増額が認められることもあります。不貞が長期間にわたるものであれば、さらに増額の可能性が高まります。 - 違法性を主張された場合の証拠収集
証拠としては、メッセージや写真、ビデオ、目撃情報などが利用されます。特に、メールやチャットアプリの履歴が保存されている場合は、裁判において証拠として提出されることが多いです。証拠の収集には探偵を利用するケースもあり、専門の調査会社に依頼されることもあります。
2. マッチングアプリの規約違反とそれに伴うリスク
- 規約違反がもたらすリスク
マッチングアプリの多くでは、ユーザーの真実性と誠実さが求められ、「既婚者の利用禁止」といった規約が設けられていることがあります。これに違反するとアカウントの停止や削除の対象となります。場合によっては、アプリ運営者が法律的措置を講じる場合もあります。 - 規約違反に伴う損害賠償請求
特定のアプリで規約違反により重大なトラブルが生じた場合、運営者が既婚者に対して損害賠償を請求するケースもあります。特に課金型のアプリでは、利用停止に伴うペナルティ費用が課される場合もあるため、注意が必要です。
3. 家庭生活や配偶者との関係への影響
- 離婚リスクの増加
配偶者が既婚者のマッチングアプリ利用に気づいた場合、家庭内の信頼関係が著しく損なわれるリスクがあります。これが原因で離婚問題に発展するケースは珍しくありません。特に子どもがいる場合、親権争いに影響する可能性があります。仮に親権を争う場合、不貞行為の記録や証拠があると、親権を取得するための条件が不利に働く場合があります。 - 家庭内での信頼関係の崩壊
配偶者が裏切られたと感じることで、精神的な苦痛が生じ、家庭内での関係が破綻するケースもあります。浮気や不倫は配偶者や家族との絆を深刻に損ない、離婚に至らない場合でも、家族関係に永続的な亀裂を生じさせる可能性があります。
4. 心理的負担やストレスの影響
- 罪悪感や精神的ストレス
既婚者がマッチングアプリを利用することに対し、多くの人は罪悪感や後悔を感じるケースが多く、これは日常生活や精神状態にも影響します。不倫を行うことで日常的に隠し事をしなければならず、秘密を抱えるストレスが精神的な負担としてのしかかることが少なくありません。 - パートナーからの疑念とそれによる精神的負担
パートナーが疑念を抱き、それが不信感や不安感に発展する場合、家庭内に緊張状態が生じることがあります。これにより、既婚者本人も精神的な負担を抱え、配偶者や家族からの疑念を振り払うために日常的な精神的負担が増加するリスクがあります。
5. 社会的・職業的な影響
- 職場での評価と信用の低下
特に社会的な役割が重視される職場において、既婚者がマッチングアプリを利用し、その事実が露見した場合、信用失墜に直結することがあります。職場での評価が低下し、昇進や役職に影響が出ることも考えられます。また、仕事の上での信頼関係が損なわれるリスクもあります。 - 職場でのトラブルに発展する可能性
万が一、マッチングアプリの相手が職場関係者である場合、職場内での人間関係が複雑化し、トラブルの原因になることがあります。また、アプリ利用において既婚であることを隠していた場合、後に職場に噂が広がるリスクもあり、社内での立場が悪化する可能性も考えられます。
6. 刑事事件に発展するリスク
- 脅迫や金銭要求に発展するケース
既婚者が利用するマッチングアプリで知り合った相手に既婚者であることが発覚し、その後脅迫行為や金銭要求が行われるケースがあります。例えば、不倫相手が既婚者に対して、秘密を守る代わりに金銭を要求したり、関係を公開することをちらつかせて脅すようなケースです。このような状況は刑事事件に発展するリスクがあり、刑法に基づいた告訴が行われる可能性があります。 - 名誉毀損や侮辱罪として告訴されるケース
既婚者が相手を傷つけるような発言をしたり、名誉を傷つけるような行為が明らかになった場合、名誉毀損や侮辱罪で告訴される可能性があります。特に、相手が感情的な反応を示し、社会的に既婚者の行動を暴露した場合、互いに傷つけ合う結果となり、法的措置がとられるリスクも増します。
まとめ
既婚者がマッチングアプリを利用することは違法ではありませんが、配偶者との関係に深刻な影響を与える可能性が高く、また倫理的な問題が強く関係しています。また、家庭生活や仕事、精神面でのリスクも無視できないものがあります。
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